家を建てる時に考えること(一戸建て住宅の場合)
家を建てようと思ったときに総予算をどのくらいで考えればよいのか、先ず悩むところだと思います。
ここでは、一戸建て住宅を計画すると仮定したときに一般的に費用が発生する項目をピックアップしてみました
1.どこに住むか (土地取得に掛かる各費用)
・土地代金
・仲介手数料(他契約時の印紙代)
・所有権移転登記(司法書士に代行をお願いするなら報酬も追加)
・不動産取得税(土地)
2.どんな家を建てるか (建築工事に掛かる費用)
建物総費用:①+②
① 建築工事費:A+B
A 本体工事費
【建物総費用の70~75%】
基礎、躯体、仕上、屋根、各種設備工事など建築物本体にかかる工事
B 付帯工事費
【建物総費用の15~20%】
外構工事、空調設備機器、照明器具、カーテン・ブラインド
家具、家電等建物完成後に採寸設置等を行う工事
② 設計監理費・諸経費
【建物総費用の10~15%】
設計監理費、各種申請料、検査料、各種調査費、地鎮祭等の費用、税金、ローン関連費用等
《 設計費用算定基準 》
建築工事費 : 設計監理費算出係数
1,500万~ : 15%
2,500万~ : 14%
3,500万~ : 13%
4,500万~ : 12%
5,500万~ : 11%
6,500万~ : 10%
7,500万~ : 9%
8,500万~ : 8%
設計監理費 = 建築工事費 × %(建築工事金額毎の係数)
当社の設計・監理費用は新築住宅の場合、建築工事費の8~15%としています
リフォーム・改修工事の設計については工事費の15~20%となります
計画内容・敷地状況等個別の条件により設計費はご相談させていただきます
共同住宅・非住宅建物その他についても対応いたします
(設計費には構造設計・設備設計費が含まれています)
その他の諸経費(ご相談の際に詳しくご説明いたします)
・建築確認審査機関への確認申請及び各種検査の申請手数料・検査料
・各種行政等への届出書、申請書等の作成・申請代行費用
・確認済証取得後の計画変更(申請が伴うもの)
・構造設計の適合性判定が必要な場合の諸費用
・敷地測量、各種調査(真北測定・高低差測定等)
・地盤調査
・現場が遠方の場合、交通費等状況により必要となる費用
3.工事について (工事前・中・後に掛かる費用)
『工事着工前におこなう事』
・解体工事(撤去する既存建物等がある場合)
・地鎮祭(建築主の考えによります)
・ご近所へのあいさつ
工事中は騒音・振動や車・資材の搬出入など近隣にご迷惑をおかけします
施工業者も工事前に挨拶に回りますが完成後のご近所付合いのためにも建築主がご挨拶に同行することをおすすめいたします
『工事期間におこなう事』
・工事現場への差入れ
現場に立ち寄ったり、見学したおりに飲料・菓子の差入れなど お気持ちでかまいません。
差し入れは無くても問題ありませんが自分の家を造っている職人と直にコミュニケーションがとれる機会は
貴重な時間だと思いますので一声かけてお話聞いてみるのもいかがでしょうか
・上棟式(最近は省略される人も多く建築主の考え方や近隣の状況によります)
『工事後におこなう事』
・建物表示登記
・所有権保存登記
・不動産取得税(建物)
・引越費用
・家具家電・インテリア備品購入
COST (コスト) と書きましたが詳細な金額は明記していません。
それは土地の状況や計画の内容により総額はかなり変動してしまうからです。
家づくりは完成までに上記の各項目を解決していくという事をイメージしていただければと思います。
疑問に思うことは些細なことでも構いませんのでご相談ください。一つひとつ協力して解決していきましょう。